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自動車コラム

中古車のバッテリー交換って

2022.11.08
中古車のバッテリー交換ってのアイキャッチ画像

車の購入時、新車であればあまり気にならないかもしれませんが、
中古車を購入する時は「バッテリー」が
どれくらいもつのか気になることありませんか?
折角購入できた憧れの車が、
バッテリー上がりになってしまう悲しい事態は避けたいものです。
この記事では、車のバッテリー交換の費用や目安などを解説します。

車のバッテリー交換をするときの費用の目安は?

車のバッテリーを交換する費用は、依頼先や車種によって費用が異なります。

バッテリー交換でかかる費用内訳
 バッテリー本体
 バッテリー廃棄代
 工賃

それぞれについて解説します。

・費用の目安:バッテリー本体
バッテリーの価格は、車種や車の大きさなどによって異なりますが、
相場は『4,000~40,000円』です。
特に、自動車メーカーが作った純正品のバッテリーや、
アイドリングストップ車に対応しているバッテリー、
ハイブリッド・電気自動車専用のバッテリーは、高価なものとなります。

・高いバッテリーのメリット
 エンジンのかかり具合(始動性)がよい
 充電能力が高いため、長く使える

メリットはあるものの、
低価格のバッテリーでも技術が上がっているため、
予算などを抑えたい場合は自車に合う低価格のバッテリーを選ぶこともおすすめです。

・費用の目安:バッテリー廃棄代
バッテリーには、有害な物質が含んでいるため、適切な処分が必要です。
そのため、カーディーラーや整備工場などで依頼した時には、
そのまま廃棄も請け負ってくれるのが一般的かもしれません。
その際に、廃棄料が発生します。
無料で廃棄してくれる業者もありますが、廃棄代の相場は『0~3,000円』です。

もし、自分で交換をした場合には、
バッテリーを購入したお店、もしくは不用品会修行者などに引き取ってもらいましょう。

出張交換業者は、バッテリーを無料で引き取ってくれることが多く、
廃棄代がかからない魅力があります。
その代わり、バッテリー交換するための出張費がかかるため、
工賃が割高になる点がデメリットです。

・費用の目安:工賃
ガソリン車の場合、ハイブリッドモデルや電気自動車と比較すると
費用は安く済む傾向がありますが、
その反面で、交換する頻度は高い可能性があります。
反対に、ハイブリッドモデルや電気自動車のバッテリー交換は、
交換頻度が高くないものの、本体費用が高い点が特徴です。

また、ガソリン車であれば自分でバッテリー交換ができますが、
ハイブリッドモデルや電気自動車の場合は、必ずプロの方に依頼しましょう。

車のバッテリー交換の費用を安くするには?

車のバッテリーを交換する時に安くする方法は次の通りです。

・安くする方法
 自分でバッテリー交換をする
 依頼時に購入したバッテリーを持ち込む
 点検時にまとめて行う

それぞれについて解説します。

・自分でバッテリー交換をする
自分でバッテリー交換を行えば、工賃はかかりません。
交換そのものは手順を正しく守れば、誰でもできます。
ただし、自信がない場合や電気自動車・ハイブリッド車などに
乗っている場合は自分でやるよりもプロに任せた方が安全です。

自分で交換することにより、工賃の節約ができるものの、
廃棄代や工具の費用などはかかってしまうこと、
また、感電やショートなどの危険があるため、無理をすることは避けましょう。

・依頼時に購入したバッテリーを持ち込む
交換をプロ(整備工場やディーラーなど)に依頼する時、
自分でバッテリーを購入し持って行くことで安く済むことがあります。
インターネットなどでは安くバッテリーが販売しているので、
相場よりも安く購入できるかもしれません。

購入時の注意点
 バッテリーの形式(車検証に記載あります。)
 バッテリーの処分方法

そのほか、交換費用やどこで交換してもらうかという点で費用が変わってくるので、
しっかりと検討しましょう。
また、依頼する時には、バッテリーの持ち込みを受け付けているかどうか、
また、廃棄等はどのようにしてもらえるのかなどの確認を事前にしておくことがおすすめです。

・点検時にまとめて行う
車検や定期点検と一緒にバッテリー交換を依頼すると、
まとめて作業ができる点から工賃を安くできる可能性があります。
バッテリー交換・オイル交換・エアコンフィルター交換などの
セットにしている業者などもあるので、
依頼先で、まとめてバッテリー交換をする方が安く済むか確認することもおすすめです。

車のバッテリー交換時期の目安は?

車のバッテリーは、普通自動車の場合『2~3年』が目安です。
バッテリーの外箱に保証期間が記載しているので、
保証期間を超えての使用はやめて直ぐに交換してください。
バッテリーの保証期限ギリギリまで使うと、
いざという時にバッテリー切れを起こし、余計な費用がかかる可能性があります。

ハイブリッド車の場合は、普通自動車と比較しても長持ちする傾向があり、
一般的には『5年』が目安です。
もしくは、走行距離が『10万km』を超えたら交換するようにしましょう。
ハイブリッド車には、メインで使う走行用のバッテリーと、
補機バッテリー(車のライト、エアコンなどに使うもの)があり、
補機バッテリーも交換が必要です。
目安は、『4年』と言われていますが、
使用頻度によっては早めに交換する必要がある場合も考えられます。
電気自動車では、バッテリー容量をチェックします。
メーターに容量が表示され、容量が70%を下回った時に交換が必要です。

また、経年劣化や走行距離などによってバッテリー寿命が変わることもあります。

バッテリーが劣化している恐れのある症状
 エンジンがかかりにくい
 ヘッドライトが明るくない
 バッテリー液が濁っている

上記の場合は、保証期間や走行距離などに関わらず、早めに交換するようにしましょう。

車のバッテリーを交換しないとどうなるの?

車のバッテリーには、次のような役割があります。

バッテリーの役割
 エンジンをかける(始動)
 エネルギー供給(エアコン、ルームランプなど)
 走行エネルギー供給(ハイブリッド車、電気自動車)

エンジンを止めていても、
カーナビやエアコンを車内で使えるのはバッテリーのおかげです。
反対に、エンジンをかけずに長時間使うと、
バッテリーが簡単に上がってしまい使えなくなってしまいます。
ハイブリッド車や電気自動車は、複数のバッテリーを搭載しているため、
走行中のエネルギーをガソリンの代わりに供給できます。

そのため、バッテリーを交換しないと、
エンジンがかからなくなってしまいます。
上記のような使い方をしていなくとも、バッテリーは消耗品のため、
いつかはバッテリー切れになってしまうので、交換が必要という訳です。
車のエンジンをかけるためにもバッテリーの電力が必要なので、
保証期間や交換目安を過ぎての使用は控えるようにしましょう。

・中古車はバッテリーの交換をしてくれるのか
中古車を購入した時に、バッテリーを新しいものへ
変えてくれる販売店も中にはあります。
バッテリーの状態が悪くなければ、
交換せずにそのまま売ることもありますが、
悪ければ交換してくれるかもしれません。
中古車を購入する時に、バッテリーやタイヤなどの消耗品の状態を確認し、
「点検検査済み」だったとしても、自分の目でも確認することがおすすめです。

中古車を購入したのにバッテリー上がりで
別途費用がかかってしまう事態に陥る可能性があります。
そのため、購入時に新品のバッテリーに交換してもらうなどの
サービスをしてくれる販売店を検討することがおすすめです。

・中古車購入時のバッテリー保証
中古車購入時、バッテリーの保証をしてくれる販売店もあります。
バッテリーそのものは消耗品のため、中古車である以上、
元の持ち主がどのように乗っていたかによって、寿命や状態が変わります。
そのため、必ずしも保証してもらえるわけではないことを覚えておきましょう。

販売店によっては、保証してくれるところもあるので、
購入する時に確認することもおすすめです。

すぐに車のバッテリーを交換できないときの応急処置

バッテリー上がりは、いつ起こるか予測がつきません。
また、経済的な理由で保証期間を過ぎていても中々交換ができず、
バッテリー切れを起こしてしまった時は、応急処置が可能です。


・応急処置
 ガソリンスタンドで充電
 家庭用バッテリー充電器で充電
 ジャンピングスタート

いずれも、応急処置のため交換できるタイミングになったら、
必ずバッテリー交換をしましょう。

・応急処置①:ガソリンスタンドで充電
ガソリンスタンドで、車のバッテリーを充電できます。
およそ30分程度ででき、費用は2,000円ほどです。
バッテリーが上がってしまった場合、
近くにガソリンスタンドがあれば持ち込みましょう。
寿命の近いバッテリーに対しては、
充電するとかえって悪化し回復しない可能性があるので、注意が必要です。

・応急処置②:家庭用バッテリー充電器で充電
車を動かさなかったために、自宅でバッテリー上がりになってしまった時などは、
家庭用バッテリー充電器で充電することが可能です。
小型で安価な充電器がカー用品店などで売られているので、
いつでも充電でき安心できるかもしれません。

ただし、バッテリーを取り外して充電する必要があるため、
車に詳しくない人にはおすすめできない応急処置です。
また、バッテリーそのものは回復しないので注意してください。

・応急処置③:ジャンピングスタート
ジャンピングスタートは、他の車から一時的に電気を分けてもらう方法です。
「ブースターケーブル」「電気供給元(車)」が一般的には必要となりますが、
カー用品店などで「ジャンプスターター」というものも販売されています。

ブースターケーブルをバッテリーが上がった車と他の車に繋いで、
エンジンをかけてらうことで、バッテリーに電気が貯まります。
バッテリー残量が十分回復したとは限らないので、
ジャンピングスタートが済んだら、一度車を走らせて充電をしましょう。

ただし、ハイブリッド車の場合は電気系統の仕組みが異なります。
そのため、ガソリン車のジャンピングスタートはできないため、注意してください。
ハイブリッド車側のユニットを故障させてしまう原因になる恐れがあります。

車のバッテリーを自分で交換するときの注意点

車のバッテリーを自分で交換する時は次の点に注意しましょう。

バッテリー交換の注意点
 エンジンを切って作業をする
 メモリのバックアップを取っておく(専門業者に依頼しましょう)
 バッテリーを取り外す時は『マイナス』から、取り付ける時は『プラス』から

バッテリーを交換する時は、
ショートや感電のリスクを避けるために、
エンジンを必ず切ってから作業しましょう。
ショートすると、発火する危険があります。
また、カーナビなどの設備が壊れてしまう恐れもあるので、注意してください。
車載コンピューターのデータなどのバックアップを取っておくことも大切です。
データが消えてしまうと、自分で元に戻せない可能性があるので、
必ず専門業者に相談しましょう。

また、作業をする時は必ず「ゴム手袋」をはめた上で、作業を行います。
取り外す時は『マイナス』から、
取り付ける時は『プラス』からという順番を守って作業してください。
ショートを避けるために必要なことなので、注意しましょう。

車のバッテリーを対策して安心してドライブを楽しみましょう!

車のバッテリーは、走らせるためにも大切なものです。
保証期間に限らず、違和感があったら早めに整備工場などで相談をして、
点検や交換などをしましょう。
また、車種やバッテリーの種類によっても金額が変わってくるので、
バッテリーを自分で購入する時など、確認を忘れずにしてください。
バッテリーの対策を万全にして、ドライブを楽しみましょう。

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