自動車コラム
梅雨時期に役立つ車のメンテナンス&運転対策

梅雨の季節は、毎日雨が降ってしまうためさまざまな対策が必要です。事前の準備をしておくことで、梅雨時期でもドライブを楽しめるでしょう。本コラムでは、梅雨時期に役立つ車のメンテナンスや運転対策などについて解説します。梅雨の時期でも快適に過ごせるよう事前に準備して備えておきましょう。
消耗品の確認・交換

梅雨に入る前、確認すべき消耗品を紹介します。消耗品の交換や補充をしておくと安心です。
【消耗品】
・ワイパー(ゴム)
・ウォッシャー液
・エアコン
・車内(フロアマット)
梅雨時期に心配なのは、雨による視界不良です。視界不良を防ぐために、ワイパーやガラスの状態を確認しましょう。ワイパーのゴムが劣化していると、雨をワイパーで拭く際に拭きムラが生じます。また、ビビリ音なども起きてしまいワイパーアームの破損やガラスに傷ついてしまう可能性があるので注意しましょう。交換の目安は、半年~1年程度です。
梅雨の季節は、雨による湿気でカビてしまったり、車内から湿った嫌な香りがしたりするかもしれません。これらの不快感を防ぐためにも車内のクリーニングを早めに完了しておきましょう。フロアマットを洗濯し天日干しすると快適に過ごせます。また、エアコンについてもメンテナンスをしておくことで、カビ予防になるのでおすすめです。
ガラス撥水対応
雨対策には、ガラスの撥水コーティングが効果的です。撥水しておくことで、雨水が玉のようになって転がり落ちます。雨が留まりにくいため掃除もしやすく、運転中も視界が雨に邪魔されにくくなるのでおすすめです。
撥水コーティングは、カー用品店で購入してDIYでコーティングが可能です。拭くだけで簡単に撥水加工ができるシートなどもありますが、より完璧かつ綺麗なコーティングをしたい場合にはプロの方へ依頼しましょう。綺麗にコーティングしてくれるだけでなく、撥水効果がしばらく持続するのでおすすめです。
タイヤの溝と空気圧のチェック

雨の日は、スリップ事故が増えます。濡れた路面でタイヤが滑ってしまい、ちゃんと止まれず車や人、壁などへの衝突事故が起きます。このような事故を未然に防ぐためには、タイヤの溝と空気圧の確認をしておくことが大切です。日頃から点検しておくべきものですが、梅雨の雨期にはとくに心がけるようにしましょう。
タイヤにはスリップサインがあります。溝の残りが1.6mm以下になるとスリップサインがでます。スリップサインが出ているとタイヤ交換を必ずしなければなりません。また、2mm以下だった場合にも交換をしておくと安心です。
併せて、タイヤの空気圧も確認しましょう。タイヤや車種によって空気圧の適正量が異なります。空気圧を一定に保つことで安全性を確保できます。空気圧が下がっているとパンクやバーストなどを引き起こす可能性があるので必ず確認しましょう。
除湿グッズと車内の清掃

車内に湿気があるとカビや異臭の原因となってしまうため、できる限り車内の除湿を心がけるようにしましょう。
【除湿すると起こること】
・車内やエアコンフィルターにカビが発生する
・臭いの原因になる
・窓ガラスが曇り視界が不良になる
どういった方法で除湿すべきなのか紹介します。
【除湿する方法】
・除湿剤やシリカゲルを活用する
・エアコンを適切につける
一般的には、除湿剤を活用して車内の湿気を取る方法がおすすめです。除湿剤を活用するほか、シリカゲルや猫砂なども活用できます。猫砂には、除湿効果があるため靴下やストッキングなどに入れ、車内に置くとよいでしょう。
また、エアコンを適切に活用することで窓ガラスを曇らせないように注意できます。車内の温度を適切に保つことで、湿気がたまりにくくなるのでおすすめです。
雨の日に気を付けたい運転
梅雨は、雨の日が増えます。雨の日は、視界不良や水によりタイヤが滑りやすいために事故が増えてしまうため注意が必要です。
具体的に、雨の日に気をつけるべき点について解説します。
【運転前】
①タイヤの状況を確認する
②窓ガラスやワイパーの状態を確認する
雨の日は、雨粒によって視界が不良になりやすいです。事前にフロントガラスに撥水加工を施したり、ワイパーゴムを新しいものに変えたりすると安心でしょう。また、タイヤの溝や空気圧を確認することで、安心して運転できます。
【運転中】
①安全運転を心がける
②エアコンやワイパーを適切に活用する
③ゲリラ豪雨など、雨量が多いときは運転を一時中止する
スピードを出し過ぎるとブレーキがうまくかからなかったり、カーブも曲がり切れなかったりする可能性があります。そのため、適切な速度をキープすることが大切です。車間距離も適切に保つことで安全を確保できます。
また、視界を保つために適切にワイパーやエアコンを活用してクリアに見えるように工夫しましょう。そのほか、大雨になってしまいワイパーを活用しても見えにくい場合には、安全な場所に車を停車させ様子を見ることも大切です。事故を未然に防ぐためにも、賢い選択をするように心がけましょう。
まとめ:梅雨に向けて準備を整えておこう!
梅雨の季節でも車を動かさなくてはいけないタイミングがあるかもしれません。そんなときでも、安全に運転ができるように意識をすることが大切です。雨天時に運転で注意すべき点を思い返しながら安全運転を心がけてください。また、今回のコラムを読んで、梅雨時期に車内がカビないようにメンテナンスや適切な対応を心がけましょう。