自動車コラム
これからの暑い時期に向かっての車内の暑さ対策

これから暑い季節に入ります。天気がよいとドライブなどしたくなる方も多くいることでしょう。エアコンが利いている車内であれば涼しく快適に過ごせるはずですが、近年の暑さは馬鹿にできません。車内で熱中症になってしまう可能性もあります。本コラムでは、車内の暑さ対策について解説します。これからの季節にドライブを予定している方は、ぜひご参考にしてください。
目次
車内の暑さを軽減するサンシェード&断熱アイテム
まず車内の暑さを軽減する代表アイテムは「サンシェード」があります。サンシェードは、日よけ効果のあるアイテムです。窓に設置することで太陽光を防げるので、車内の温度が上がりにくくできます。
サンシェードには、外付けと中付けの2種類があります。外付けのサンシェードであれば、太陽光だけでなく雨や砂ぼこりなどの外敵からも防げます。長時間の駐車であればおすすめです。中付けのサンシェードは、取り付けが手軽です。コンパクトなため車内にしまえます。短時間の使用で効果を得られるので、お買い物中に使用する場合に使いましょう。
また、吸盤式やサンバイザーで挟むタイプのもの、カーテン式のものとあるので取り付けるタイプで選ぶと活用しやすいかもしれません。
そのほか、次のようなアイテムがあります。
【断熱アイテム】
・断熱フィルムを貼る
・シートカバーを取り付ける(ハンドル、シート)
・涼感シートクッションを用意する
アイテムを活用することで車内の温度を上げずに済むため、エアコンの使用を抑えられるといった利点もあります。
また、最近の車両には窓ガラスに太陽光を入れないようなつくりになっているものがあるので、新車などを購入するさいに選択するとよいかもしれません。
車載用扇風機&ミニ冷蔵庫で快適ドライブ!

車載用扇風機や車内で活用できるミニ冷蔵庫などもあると快適なドライブを楽しめます。
【車載用扇風機の特徴】
・エアコンの涼しい空気を車内に送り込める
・エアコンの風が苦手な方に扇風機の優しい風で車内の温度を調整できる
仮にエアコンが故障した場合なども、応急的に扇風機で対応できます。そういった点も含めて車載用扇風機の購入がおすすめです。クリップタイプのものやヘッドレストに装着できるものなどさまざまな種類があるので車種に応じて検討してはいかがでしょうか。
【ミニ冷蔵庫の特徴】
・車中泊のときに飲み物や食材の温度管理ができる
・冷凍可のものであればアイスや氷を持って行ける
・保冷剤が要らない
ミニ(ポータブル)冷蔵庫があることで、車中泊などがより快適に過ごせます。暑い日にアイスや飲み物が冷たいままだと嬉しいですよね。しかし、かさばってしまったり、電源が必要になったりするので、場合によってはデメリットに感じるかもしれません。車内の広さや電源の確保、使用用途に応じて購入を検討しましょう。
長距離ドライブの疲れを軽減するネックピロー&クッション

長距離ドライブは、ずっと乗っていると疲労が蓄積します。ドライバーだけでなく乗車している人も疲れてしまうに違いありません。そこで、ネックピローやクッションを活用することで疲れを軽減できます。
ネックピローやクッションは、素材や形状などで選ぶと快適になるでしょう。
【選び方】
①素材:フィット感を重視するのならば柔らかいもの、サポート力を重視するならば比較的硬めのものがおすすめです。また、蒸れにくいものであればより快適に過ごせ、涼感素材であれば涼しく感じられ快適です。また洗濯できるものであれば清潔に保てます。
②形状:体の形状に合う形状を選びましょう。首や背中などをサポートできる形状がおすすめです。
また、どれくらいの時間ドライブをするかによって最適なものや車内の内装によって選ぶとよりフィット感が増します。調整機能のあるネックピローなどもあるので、より快適さを求めるのであれば、ぜひお探しください。
緊急時に役立つ携帯扇風機&冷却タオル

冒頭で車載用扇風機も紹介しましたが、車載用以外にも携帯できる扇風機や冷却タオルがあると緊急時に役立ちます。ハンディタイプの扇風機は、電池式・充電式のものとありますが、どちらでも使えるものであれば仮に充電できない状態になっても活用できます。
冷却タオルは、近年ハンディタイプの扇風機とともに流通が増えているアイテムです。水に濡らすと冷たくなり体温を下げる効果を得られます。熱中症のときに体温を下げる画期的なアイテムといえます。また、タオルだけでなくネッククーラーなどもあるので、ご自身の好きなタイプのものを選びましょう。
車内を快適に保つ除湿&消臭アイテム
車内の消臭や除湿は快適に過ごすためにも大切なことです。夏場はとくに、暑さで臭いや湿気が車内にこもりやすく、こもった場合に体調不良や気持ち悪さ・車酔いなどの原因になってしまうので事前に予防・適切な処置をしましょう。
消臭グッズはたくさんありますが、そもそもの消臭原因を断ち切ることがポイントです。具体的には、車内で飲食したものを零して放置したときにカビや菌が繁殖し臭いの元となります。また、汗や雨などで濡れたシートの生乾き臭やタバコの煙、エアコンのカビなども含まれます。
消臭する際には、スプレータイプのもので臭いを取ったり、スチームタイプのもので根こそぎ断ち切ることもポイントです。また、食べこぼしはすぐに掃除したり、車載用の空気清浄機などの用意をおすすめします。
車内を除湿する方法は、エアコンを適切に活用することです。設定を内気循環にして車内の水分を飽和状態に少なくしましょう。また、乾燥剤などを設置しておくこともポイントです。そのほか濡れたものを持ち込まないように注意しましょう。
まとめ:暑い時期のドライブに向けて暑さ対策をしよう!
本コラムでは、車内のこれからの暑い時期に向けて、車内の暑さ対策について紹介しました。夏の暑さがしんどくなっており、エアコンを適切に使用していても熱中症を防げない場合もあります。ぜひ、本コラムを参考にしていただき今の内から、暑さ対策を万全にして備えましょう。