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自動車コラム

メーカー別・歴史と技術(トヨタ編)

お悩みスッキリ 2025.09.20
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皆さんは、自分が乗っている自動車メーカーの歴史や技術について、どこまでご存じでしょうか。今回は、トヨタの歴史や技術について紹介させて頂きます。知識を増やすことによって、もっと自分の車を好きになれるでしょう。

世界のトヨタの原点と成長の歴史

トヨタの原点や成長の歴史について紹介します。トヨタのモノづくりの原点は『自分以外の誰かのために』をモットーにして想いを実現する現場力を大切にしています。トヨタのものづくりの原点は、トヨタ自動車創業者「豊田喜一郎」、トヨタグループ「豊田佐吉」まで遡らなくてはなりません。

佐吉は、「毎晩、夜なべをして機織りの仕事をする母」を助けたいといった想いから、人力機織機を開発しました。そこから、トヨタグループの礎となるG型自動機織機の開発へと繋がります。佐吉の息子である喜一郎は、現トヨタ自動車の元となる豊田自動機織機自動車部を設立し、人が作業をしやすく人の力を最大限に活かせる「人中心のモノづくり」の基盤をつくりあげました。

トヨタの原点は、「自分以外の誰かのために」「人中心」のモノづくりを大切にして自動車づくりをリードしています。

カローラとクラウン|国民車と高級車の両輪戦略

トヨタの代名詞といえば「カローラ」「クラウン」です。どちらも日本初の純国産車、高級セダンとして常に最前線をリードしています。

豊田車種のなかでも最上級モデルの地位を保ち続けている「クラウン」は、英語で王冠を意味しており『国産車を常にリードし続ける王座』の想いが込められているようです。初代は1955年に誕生し今でも進化を続けながら国産車の最先端をリードしています。

対して「カローラ」は、大衆に向けたファミリーカーです。「自動車をみんなのものに」という願いから誕生しました。カローラの名前は「花の冠」を意味し、1966年に誕生して以来ロングセラーカーとして全世界の方々から愛されています。

ハイブリッドの先駆者「プリウス」の技術革新

トヨタのハイブリッド車といえば「プリウス」が思い浮かぶでしょう。プリウスは、1997年に販売が開始された世界で初めての量産型ハイブリッドモデルです。環境への配慮を貴重としたモデルで、環境性能と走行性能を両立しています。

THS(トヨタハイブリッドシステム)は、エンジンとモーターを効率的に制御する仕組みです。2代目、3代目とハイブリッドシステムも進化を遂げています。最新モデルでは、PHVモデルになり、自動車の電動化を先導すると考えられます。脱ガソリン生活を実現できる素晴らしいモデルです。

TNGAって何?プラットフォーム革命を解説

トヨタでは、クルマづくりや仕事の進め方の方針を頭文字4文字で示している。それが「TNGA」です。「トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー」の頭文字をとっています。具体的には、以下のような点がポイントです。

【TNGA】
・商品力の向上
・グルーピング開発による効率化
・ものづくり改革
・グローバル標準への取り組み
・TNGAと連動した調達戦略

これらの点を踏まえた新しいプラットフォームを作成し、ボディ剛性が従来のものと比較すると30~65%程度高められます。

TNGAを導入することにより、得られるメリットは次の点です。

【メリット】
・コストダウン
・電子プラットフォームの刷新
・軽量化

これらのメリットを得ることによって、より「もっといいクルマ」が世に登場するのだろうと高い期待を寄せられることでしょう。

トヨタの電動化戦略と水素社会への挑戦

トヨタでは、カーボンニュートラルの実現のためにCO2排出量の削減を目的とした「水素燃料」の開発を進めています。水素社会を実現するべく、商用トラックやバス、乗用車などに燃料電池自動車を採用しました。水素エンジン車の開発を進めているなかで、水素を「つくる・はこぶ・ためる・つかう」それぞれの領域において、さまざまな取り組みを進めています。

カーボンニュートラルの実現を目指すため、ハイブリッド、プラグインハイブリッド、電気自動車、水素自動車を開発し提供することを目標に開発しています。エコカーを追求し環境へ貢献していくことを目標に今後もクルマづくりに尽力を注ぐことでしょう。

まとめ:トヨタの歴史からトヨタの魅力を学ぼう!

トヨタの魅力を改めて学べたでしょうか。トヨタは、創業当時から変わらず「人のために」をモットーとしたモノづくりを続けている自動車メーカーです。これからは、環境への配慮を大前提とした人々に役立つ自動車を開発し続けていくことでしょう。デザイン面、性能面ともにこれからの進化に期待大です。

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