自動車コラム
車の色の選び方、色によるメリット・デメリット
SUVを選ぶとき、性能や機能だけではなく「色」でも検討してはいかがでしょうか。アクティブに動くのであれば、汚れが目立ちにくい色合いが望ましいかもしれませんが、自分の好きなカラーリングのSUVに乗るだけで気持ちを高められます。この記事では、車の色でSUVを選ぶ方法を紹介します。SUVを購入する際の参考にしてください。
車の色の種類
車の車両には、さまざまなカラーリングがあります。用途に応じてカラーリングを選ぶことも大切ですが、自分の好きなカラーリングのSUVを選んで個性を演出することもおすすめです。ここでは、まず車の色の種類について紹介します。
◆ブルー系
レクサス「RX」で選べる「ディープブルーマイカ」は、深みのある青でアクティブなイメージを演出できます。そのほか、落ち着いた印象があるため大人っぽさも演出できる点が魅力的でしょう。
レクサス社以外では、以下のメーカーや車種で展開されています。
・トヨタ:「C-HR」「RAV4」
・レクサス:「UX」「NX」
・マツダ:「CX-5」
・スバル:「フォレスター」「XV」
・日産:「エクストレイル」
◆パープル系
日産「ジューク」には、パープルなども設定があります。数が少ないカラーリングのため、ほかの人と差をつけたい方におすすめです。パープルはカラーリングによっては、見る角度で色味が変わるものもあるため、ちょっと風変わりなSUVに乗りたい方はご検討ください。
そのほか、以下のメーカーがおすすめです。
・スズキ:「初代ハスラー」
・日産:「キックス」
◆レッド系
ダイハツ「ロッキー」で取り扱っているレッドは、とても元気がある明るい赤です。ほとんどの車種に設定されており、悩まずに選べるカラーリングです。どの色合いでも同じですが、基本的に屋根のある場所やカバーなどをかけて駐車することで色をもたせられます。
ダイハツ以外でおすすめのメーカーは以下の通りです。
・日産:「エクストレイル」
・マツダ:「CX3」「CX-30」
・レクサス:「RX」
・三菱:「エクリプスクロス」
◆ピンク系
ホンダ「ヴェゼル」に設定されているピンクも、数少ないカラーリングの1つです。優しさのある印象を与えてくれます。また、大人っぽさも演出できるため、さまざまな色味のピンクで検討すると良いでしょう。
その他以下のメーカーで設定があります。
・スズキ:「クロスビー」「ハスラー」
◆オレンジ系
日産「エクストレイル」に設定されているオレンジは、注目を集めるカラーリングで元気いっぱいな印象を与えます。オレンジはイメージが残りやすい印象もあるものの、街中に馴染むためしっくり馴染む点が魅力的です。
そのほか以下のメーカーがおすすめです。
・レクサス:「UX」「NX」
・スバル:「XV」「フォレスター」
◆イエロー系
日産「ジューク」に設定されているイエローは、元気いっぱいの印象を与えるカラーリングで個性的です。スポーティーな印象も与えられます。かっこいい車も、イエローにしただけで遊び心満点の車になるためかわいらしさも演出できます。
そのほか以下のメーカーがおすすめです。
・トヨタ:「FJクルーザー」「ランドクルーザー プラド」
・スバル:「XV」
・スズキ:「ジムニー・シエラ」
◆カーキ系
トヨタ「RAV4」に設定されているカーキは、SUVらしい印象を与えるだけでなく街中でも馴染むためおすすめのカラーリングです。ミリタリー系のイメージもあるカラーではあるものの、色味によっては上質なSUVを演出できます。
そのほか以下のメーカーがあります。
・スバル:「フォレスター」
・ホンダ:「ヴェゼル」
・レクサス:「UX」「RX」「NX」
◆ブラウン系
トヨタ「ハリアー」で展開されているダークブラウンメタリックは、スタイリッシュな印象を演出できます。都会派SUVに憧れている方や大人らしいイメージを大切にしている方は、ブラウン系のカラーリングがおすすめです。
そのほか、以下のメーカーがおすすめです。
・日産:「エクストレイル」
・レクサス:「UX」「RX」
◆ブラック系
トヨタ「ランドクルーザー」はブラック系を選ぶと重厚感があり、とてもワイルドな印象を与えます。不動の人気があるランドクルーザーで、ブラックを乗りこなしたらかっこいいという印象を与えられること間違いありません。
そのほか、以下のメーカーがおすすめです。
・トヨタ:「ハリアー」
・スバル:「フォレスター」
・日産:「ジューク」
◆シルバー系
レクサス「UX」などで展開されているシルバーは、スタイリッシュな印象を与えるためおすすめです。傷なども目立ちにくいといった利点もあるため、アウトドアを積極的に楽しみたい方にもおすすめでしょう。
そのほか、以下のメーカーがおすすめです。
・マツダ:「CX-3」「CX-8」
・スバル:「フォレスター」
◆ホワイト系
トヨタ「ヤリスクロス」のホワイトは、スタイリッシュな印象を与えるためとてもクールに決まります。ホワイトは、一般的なカラーであるものの、清潔感があるため好印象です。きれいに乗りたい方などにおすすめです。
そのほか、以下のメーカーがおすすめです。
・レクサス:「NX」「UX」
・日産:「エクストレイル」
・マツダ:「CX-3」
それぞれメーカーによって色味が違うため、気になるカラーリングがある場合はお問い合わせください。
車の色で事故が起きにくくなる?
車のカラーリングによって事故が起こる頻度は変わる傾向にあるようです。時間帯などによって異なる傾向にあるものの、以下のような傾向があります。
◆青系は事故率が高い
オークランド大学の研究により、青系は事故に遭いやすい傾向があると発表されています。空の色に似ている点や癒し効果がある色合いであるため、危機感をもたせにくいから注意を怠るためと考えられます。また紺色などの深い青は、日が暮れると視認しにくくなるため注意が必要です。早めにライトを点灯しましょう。
◆白と黒は平均すると事故率は同じくらい
どちらかといえば白の方が事故率は低そうな印象をもち、黒は夜間時に見えにくい印象があることでしょう。白は、明るい場所で光を反射させることから注意を引ける傾向にあり、夜でも視認しやすい傾向があります。黒は、昼間でもハッキリと見えることから、夜間時・暗い場所での事故に注意が必要です。
◆赤系は事故率が低い
暖色系は、危険を察知するタイミングが早まるため事故率を下げられると期待されています。雨の日や暗い時間帯などは明るい色合いだと、注目されやすいため注意を促せます。ただし、色合いの関係から若い世代が乗ることで、運転の不慣れさや注意力の低さなどから事故率が高くなる傾向もあるようです。
事故については、一人ひとりの判断や注意力が重要なためカラーリングだけで変わるわけではありません。安全運転を心がけましょう。
車の色で査定が変わる?人気色はどんなの?
車を下取りに出すときは、カラーリングによる査定額の変動が気になるのではないでしょうか。実際に、下取りで影響があるのは「使用年数」「色合い」「車検までの期間」などがあります。
色合いでは、黒や白、シルバーが需要高いです。定番の色合いという点や老若男女問わず人気がある点によって査定額が安定しています。また流行の影響を受けにくい点もあるため、プラスに働く可能性があります。
珍しいカラーリングは、顧客の好みに一致しにくいため需要が低いかもしれません。そのため、査定額が低くなる可能性があります。需要の高いカラーリングは市場価値があると判断されるため、スタンダードな色合いを選ぶと良いでしょう。
車を買った後に塗り替えたい
SUVを購入後、自分が好きなカラーリングを買っても色を塗り替えたくなることがあるかもしれません。この場合、全塗装をするか、カッティングシートを用いてフルラッピングでカラーリングを変えるなどの方法があります。
全塗装をすると、経年劣化の色を元に戻せたり、好きなカラーリングの車に変えられたりするためおすすめです。また、色を変えるときに乗り換える必要がないため、その点も魅力的でしょう。しかしながら、査定額に影響が出る可能性があります。また、費用が多くかかってしまうなどの点もあるため、しっかり検討しましょう。
まとめ
SUVを購入するときはカラーリングを意識して選ぶ方法もあります。自分の好きな色の車種を選ぶと、気持ちを高められるのでおすすめです。また、色合いによって下取りやリセールバリューなども変わるため、そういった点を含めて検討すると良いでしょう。自分の好きなカラーリングを選んで楽しいSUVライフをお過ごしください。