自動車コラム
車の乗らない時の注意点と防犯グッズ
SUVは年々、人気が高まっている車種です。そのため、盗難などの被害に遭う可能性があるかもしれません。自宅でも防犯対策を万全にすることで、盗難被害を防げます。この記事では、盗難防止用の防犯グッズを紹介します。合わせて、乗らないときにしておくべき対策も解説するので参考にしてください。
SUVの盗難率
2021年度の盗難認知率は5,182件あったとされています。ピークといわれていた2003年と比較すると、90%以上の減少が叶っている現状です。しかし、盗難被害が無くなってはいないため、日頃から盗難対策をしなくてはなりません。盗難被害の遭った車種に含まれているのは、トヨタのランドクルーザーやプリウスです。ランドクルーザーの被害は42件と多くあり注意が必要であるのはいうまでもありません。
都道府県でチェックすると、愛知県、千葉県、大阪府の順に盗難被害が多い傾向にあります。盗難車は、そのまま海外へ輸出される可能性が高いため、被害に遭わないように注意しましょう。
盗難対策グッズ
盗難は、正しい対策を取ることによって、被害を減少できる可能性が高い傾向にあります。
その理由は、以下の点です。
【理由】
・窃盗は計画的に行われている
・屋外に駐車している車両が狙われやすい
・深夜から明け方での被害が多い
正しい防犯対策をするときに活用できるグッズを紹介します。
【盗難対策グッズ】
・イモビライザー:標準装備されていることもある機能。車両と鍵のIDが一致したときに開錠されるシステム。(相場:15,000円~)
・センサーライト:人感センサーで、不審者が近づくと点灯する。防犯カメラ付きのものはとくにおすすめ。(相場:1,000円~)
・カーセキュリティー:衝撃を受けると音や光で警告する。車上荒らしの対策にもなる。誤作動の起こる可能性がある。(相場:15,000円~)
・ハンドルロック(ステアリングロック):車のハンドルに取りつけるアイテム。ハンドルを動かせなくなる。(相場:1,000円~)
・タイヤロック:タイヤのホイールに取り付けてロックするアイテム。着脱が大変であるものの盗難に遭いにくい傾向がある。(相場:3,000円~)
・車用カバー:車にかけるカバー。車種を手軽に隠せる。(相場:1,000円~)
・GPS発信機(スマートフォンアプリと連携しているもの):盗難後、スマートフォンで追跡できるGPSを車両に取りつける。(相場:4,000円~)
・車両追跡サービス:保険会社やセキュリティー会社、カーメーカーなどでは、盗難車両の追跡をし位置情報を教えてくれるサービスがある。
それぞれにメリット・デメリットがあるため、利便性を含め地域状況や自分で管理できるアイテムを選びましょう。また、1つだけ導入するのではなく、複数アイテムを取りつけることで、より対策になるのでご検討ください。
長い間車に乗らないとき
SUVに乗るタイミングが休日だけであったり、諸事情でしばらく乗ることがなかったりする場合、盗難被害に遭うのではないかと不安になることでしょう。具体的には、次のような方法でSUVの盗難被害に遭わないような対策をしてください。
・家族に定期的な乗車をお願いする(任意保険の内容を確認したうえでお願いする)
・管理業者に依頼する(カーディーラーに相談する)
・カーシェアリングサービスで他人へ貸し出す(貸出期間中の費用を得られる)
誰かしらが車を利用していれば、盗難グループは「使われていない車両」との認識はしないはずです。そのため、自分以外の信頼できる方に管理してもらいながら、乗車してもらいましょう。
合わせて、メンテナンスも施しておくと安心です。
グッズ以外での盗難に気をつけること
盗難グッズを活用する以外に気をつけたいポイントを紹介します。
・車内に貴重品を置いておかない
・駐車場の場所を検討する
・車検証の情報を手元やスマートフォンに残しておく
貴重品を置いておくことは、車上荒らしの原因にもなるためやめましょう。置き忘れなどに注意してください。
また、自宅の駐車場であれば多少の安心はあります。しかし、自宅から少し離れた人通りのない場所に駐車場がある場合は注意が必要です。
【盗難に遭いやすい場所】
・人通りが少ない
・死角(塀など)がある
・街灯が少ない
上記の場所に駐車している場合は、場所を変えるか、駐車場のオーナーに依頼して防犯カメラの設置や人感センサーライトの取り付けを依頼しましょう。
まとめ
SUVの盗難被害は多くあります。そのため、正しい盗難防止策を講じることが重要です。具体的には、複数の盗難防止アイテムを使用することやプロの監視サービスなどを利用すると安心できます。合わせて、万が一のために車検証の情報をスマートフォンで撮っておいたり、コピーを手元に置いておいたりしましょう。