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自動車コラム

盗難防止装置のあれこれ

お悩みスッキリ 2024.09.20
盗難防止装置のあれこれのアイキャッチ画像

 

盗難防止装置の種類と効果

車の盗難防止装置にはさまざまな種類があります。

具体的には以下のような種類があるので覚えておきましょう。

・始動停止タイプ:イモビライザーを用いてエンジンを動かせないようにする機能をさします。車上荒らし対策には不向きです。
・威嚇タイプ:車上荒らしなどに効果的です。光を点滅させて威嚇します。
・固定器具タイプ:物理的にパーツを固定(ロック)するものです。ハンドルやペダル、タイヤのホイールに取り付けます。
・警報タイプ:セキュリティアラームのものです。振動や音を感知すると、大きな音や光の点滅で周囲に異常を知らせます。
・追跡、通報タイプ:車内への不審者があった場合に、登録機器に情報が通知され、位置情報なども含めて情報共有をしてくれる機能です。

そのほか、車に標準装備されているセキュリティアラームがあります。威嚇タイプのもの、警報タイプのもので紹介したシステムが標準装備されているケースが一般的です。車に衝撃があったときや不正な開錠を感知したときに作動します。

例えば、窓ガラスを叩くような動作や車が動いたときなどは「盗難」「車に悪戯されている」といった判断になり、警告音が鳴ります。時たま、うっかり作動するケースもあるでしょう。うっかり作動した場合には、キーレスエントリー及びスマートキーのリモコンにある「開錠ボタン」を押すと止まる場合があります。慌ててしまうと中々止まらないため、落ち着いて対処しましょう。

車の盗難はこんな手段で来る

車の盗難は、以下のような手段で起こる場合があります。

①鍵穴をこじ開けて、配線を直接つなぎエンジンを始動させ盗難する
②イモビライザー機能を無効化して、盗難する
③リレーアタックといって、スマートキーの微弱な電波を拾い、増幅させることで車を開錠・エンジン始動させ盗難する
④コードグラバーといって、キーレス機能を使用するタイミングで、スマートキーIDを盗みドアを開錠できる

④の方法では、車を動かすことはできないものの車上荒らしができるので注意が必要です。

どういった方法で盗難されるかを覚えておくことで、対策できるため覚えておきましょう。

盗難防止、組み合わせて効果アップ

盗難される方法の代表例である「鍵穴をこじ開けてしまう盗難方法」は、近年の標準装備されている盗難防止装置によって防げています。しかしながら、盗難防止装置を無効化されてしまうと標準装備の機能も無意味です。

そんなときに重要となるのが、組み合わせて対策することです。

例えば、標準装備されている盗難防止対策とともに物理的ロックをするといった組み合わせをすると盗難を防ぐ可能性が高まります。車を盗るために必要な作業が増えると、時間がかかってしまうため盗難する気持ちを削げます。

以上のことから、盗難対策は1つだけでなく複数組み合わせて実施しましょう。

車の盗難は車内も狙われる!

車の盗難では、車両パーツや車内の金銭を狙うといった「車上荒らし」も起こります。


狙われやすいアイテムは以下の通りです。

・バンパー
・タイヤホイール
・ドアミラー
・カーナビ
・金銭(お金や高級そうな物品)

車のパーツは、高値で取引されるケースがあります。そのため、狙われてしまうケースが多くあるのです。併せて、カーナビなども高値で売れるため狙われやすいです。そのほか車内に残してしまった金銭や高価な物品についても狙われる可能性があるので、車内に残しておかないようにしましょう。

狙われないようにするには

車両の盗難や車上荒らしなどが起こらないようにするには、狙われないようにすることも大切です。具体的に、狙われないようにする方法はあるのか疑問に感じている方もいることでしょう。

以下の点に留意すると狙われにくくなります。v

①明るい場所の駐車場を選ぶ
②盗難の手口を学んでおく

明るく人の目につきやすい場所を駐車場として利用すると、窃盗犯が狙いにくくなります。明るく目立つ場所だと通報されやすいためです。人通りの少ない場所や薄暗い駐車場を利用している場合は、違う場所へ変えるのもおすすめです。

また、盗難の手口を知ることで、具体的な盗難対策ができます。盗難手口には流行があるため、時代や流行に応じた盗難対策を実施しましょう。

まとめ:盗難対策を万全にして大切な愛車を守ろう!

車の盗難被害は年々、手法が変わっているだけでなく、なくなることがありません。高級車やバンが狙われるだけでなく、パーツなども狙われてしまうため注意が必要です。盗難対策は、1つだけでなく複数を組み合わせて実施することで、盗難被害を防げる可能性が高まります。また、駐車場を明るい場所にするなど工夫もできます。盗難手口なども学びながら、効果的な盗難対策を実施しましょう。

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